食品工場
省人化・省力化

工場の脱炭素化のイメージ

省人化・省力化とは

省人化・省力化は、いずれも作業効率化や生産性向上を目的としたものですが、意味合いは異なります。
まず、省力化は、就業者の作業負担の軽減を図ることで、少ない力で最大限の生産性を発揮しようする考え方です。無駄な工程はないか・効率化できないかを検討し、工程を見直したりDX化を進めたりすることを指します。省力化は作業効率の向上だけでなく働きやすさにもつながりますので、採用や定着率向上にも効果を発揮します。
一方、省人化は、作業を省力化するとともに、そこにかかる人員も減らすことを指します。例えば、機械やロボットの導入によって人員を削減できれば、手が空いた人を、機械化できない工程や思考を必要とする創造的活動にまわすことができます。

省人化・省力化の
メリットとデメリット

先にも述べたよう、省人化・省力化は作業効率の向上による人員の削減、働きやすさによる採用効果や定着率向上といったメリットがあります。一方、デメリットは機械やロボットを導入する投資コストです。
導入コストはもちろんのこと、導入後の維持費用も必要となります。機械やロボットを導入したものコストに見合う効果が得られない・・・といったリスクを避けるために、事前に現状分析や改善計画などをしっかりと行い取り組まなくてはなりません。

省人化・省力化の
進め方

課題の洗い出し

各工程の業務を可視化し、無駄な作業はないか、作業が重複していないか、ムラやバラツキはないかなど課題を洗い出します。

目的・目標を明確にする

洗い出した課題を分析し、目的・目標を明確にします。

費用対効果の検討

機械やロボットの導入には、大きなコストがかかるため、十分な費用対効果が得られるかの検討が必要です。効果とのバランスを考慮し、どのような手段を用いるかを決定します。

施策実施

施策実施後は数値を計測し、当初の目標を達成しているかどうかをチェックし、改善を繰り返します。

食品工場の省人化・
省力化 実績紹介

パレタイザーロボット導入
アイスクリーム製造工場

-20℃の冷凍庫内での作業は、労働環境が過酷で、人材確保が難しく、慢性的な人手不足問題を抱えていました。
今後、更なる深刻化が懸念される中、作業の省力化による効率化と労働環境の改善を図るべく、パレタイザーロボットを導入。
導入にあたり、冷蔵庫内の設備スペースの確保が難しいため新たなスペースを増築し、梱包から出荷作業が効率的に行えるレイアウト変更を行いました。

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