食品工場
脱炭素化

食品工場・水産工場における
CO2削減の考え方

工場の脱炭素化のイメージ

CO2削減は、
避けられない課題

気候変動問題が世界レベルで叫ばれるなか、 政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする「カーボンニュートラル」を目指すことを宣言しました。これは産業界に大きな影響を与え、食品工場・水産工場においても、今後、カーボンニュートラル・脱炭素に向けた取組が加速するものと思われます。
この取組は企業の生産性を向上させる機会である一方、大規模な設備投資に関わる内容が多く、本当に価値ある対策についてお悩みの企業さまも多いのではないでしょうか。

CO2削減の
コストパフォーマンス

食品工場における、生産工程での「省エネルギー化」の現実的な対策としては 冷却・空調設備等のリニューアルによる
省エネルギー化 = CO2削減
この考えが一般的といえます。
が、CO2削減=新設備導入で本当に意味があるのでしょうか?
設備の技術革新は日進月歩で、リニューアルで消費電力が減りCO2削減に繋がるのは間違いありません。
しかし、リニューアルだけがCO2削減の手段ではありません。
私たちは現状の冷却システムにてエネルギー消費効率(COP)に着目し、現状の設備を活かした、より費用対効果の高い方法でのCO2削減をご提案しています。

【エフテクノだからできるCO2削減の提案例】 エンジニアリング会社だからこそできる
CO2削減の改善アプローチ

既存設備の「コントロール」部分を適正化し
エネルギー消費効率(COP)をあげる

現状の冷却システムを診断し、制御部分でのCOP改善提案を行います。
設備投資を最小限にした提案をいたします。

下表参照のもとコントロールの変更を行い
電力を削減する計算です。
吸入圧力飽和温度 ℃ -40 -35 -30 -25 -20 -15 -10 -5 0
冷却能力 kw 32.8 42.1 53.1 65.1 79.4 94.4 110 130.1 153.2
消費電力 kw 31.1 33 53.3 37.6 40 42.3 44.7 46.7 48.8
COP 1.05 1.28 1 1.73 1.99 2.23 2.46 2.79 3.14
必要熱負荷70kw吸入圧力飽和温度-20℃稼働での消費電力計算
70÷79.4=0.88
40×0.88=35.3kw
必要熱負荷70kw吸入圧力飽和温度-15℃稼働での消費電力計算
70÷99.4=0.74
42.3×0.74=31.4kw

冷却システムの設備リニューアル選定+αの提案

消費電力削減といえば、設備メーカーからの冷却システム+設備リニューアルの提案があると思います。設備メーカーは各々のメリットのみを言ってきますが、実際はメリットデメリットがあります。
私たちが一番大事にしているのは、「トータルエンジニアリング」です。まず実負荷を検討し、必要設備と+αの「コントロールシステム」も含めた提案を行います。工場全体を俯瞰で捉え、メリットを最大化しデメリットを最小化いたします。